実は高機能だった FL Studio のタイピングキーボード

FL Studio にはタイピングキーボードという midi キーボードがなくても通常のキーボードから打ち込みが出来るという機能があります。ただ、この機能には単なる midi キーボードの代替という以上の便利さがあることに最近気が付きました。

デフォルトの Piano レイアウトのままだと気が付きませんが、Blues、Major などのスケールを選択した状態だと実はこれ、ある音のキーの上下がそのキーの 1 オクターヴ上下になるよう配置されているんです。気付いてみるとあたりまえのことなんですが、これでキーを一つ上下に動かすだけでコードの転回が出来ます。ボイシングに滅茶便利です。
また特定のスケールでキーボードを弾けるのでいちいちこのスケールで使える音はどれだろなんてことを考える必要もないのです。

ニッチなスケールを使おうとするとレイアウトが足りない?
いえいえ実はこれドキュメントには載っていないのですがユーザー側で定義も出来るんです。となると必ず先人がいるはずだと探してみるとやはりいました。
こちらで大量のスケールを公開している方がいます。
http://www.cafebeatpub.com/fl/2015/2/20 公開を停止してしまったようです。

こうなると場合によっては midi キーボードよりこっちの方が便利です。これを midi キーボード上で再現する方法があればいいのですが。

 

注意: うちの環境だけかもしれませんが、どうもスケールを大量に追加するとなぜかマウスでのドラッグ時にmidi信号が出力されることがあるようです。念のため必要なものだけを選んで入れる方がいいでしょう。

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