マウス操作の負荷軽減およびケンジントンのSlimBlade 72327JPレビュー

長時間のPC作業で手が疲れがちなので、負荷軽減案を色々試しました。それらの紹介とその中で導入したトラックボールマウスのレビューを書きます。

1. 目的

 元々自宅ではロジクールのG600という多ボタンマウスを使用していて、コピペや切り取り,ctrl,alt,shiftキーなどの装飾キーをボタンに設定して活用しています。文章作成やプログラミング以外のほとんどの操作を片手で出来るため、かなり快適なのですが、重い上にボタンが堅く親指を多様するので頻繁に腕に痛みを感じるようになりました。本格的に痛めるとまずいのでその前に対策を取ることにしました。

2. 対策

1. マウスパッドをつるつるの物に変える

  G440という同じくロジクールのマウスパッドを導入しました。表面がつるつるで、それまで布タイプのパッドを使用していたのですが、一気にマウスが軽くなりました。これに慣れると布は摩擦を感じてつらいです。

2. 左手で使えるマウスを追加で用意して交代交代で使用

 右利きですが、一時期左でも生活できるようにしていたので、すんなりいきました。一ヶ月もやっていれば慣れると思います。右手が疲れたら左手に、左手が疲れたら右手にすれよいので疲労が半減します。マウスのボタンはウィンドウズの設定で左右を入れ替えるか、Nodokaのようなカスタマイズソフトでマウスごとに設定するか、カスタマイズソフトのあるマウスを選ぶかすればよいと思います。

3. トラックボールマウスを導入する

 ここまででも大分負荷は減ったのですが、どうせならいけるところまでいこうとさらに手の負荷の小さいというトラックボールマウスの導入に踏み切りました。

 この主題の機種を選んだ理由は親指タイプは親指への負荷が大きいという声があり、負荷軽減の目的から除外、ボールが大きく様々な持ち方が出来て評判もよいSlimbladeにしました。

1. 所感

 初めは動かしづらいです。なれればある程度まではすぐに馴染みました。しかしマウスに比べるとやはり細かい作業は苦手なので、左手マウスをslimbladeで置き換え、右手は通常のマウスのままという配置にして両方を適宜使用することにしました。確かに使っていてもマウスに比べて肩の力が抜け、腕を動かさないので疲労が少ないです。その分手首から先に不可が集中している気がしますが、マウスよりは楽でしょう。疲れたら右手に交換すればよいですし。

 しかし、欠点もあります。というよりか、移動の楽さ以外は欠点の方が多いです。

2. 欠点と対策

1. すぐ反応がおかしくなる

 埃がたまりやすいようで定期的にボールを外して内部のセンサーの埃を取ってあげないとマウスが思うように移動してくれなくなります。ボールは簡単に取れるので、気になったら掃除するようにすれとよいです。これはトラックボールマウスすべてで共通のようなので、掃除がしやすいこともこの機種の長所でしょう。

2. スクロール速度リセット

 これはなかなかやっかいです。Macでは問題ないようですが、windowsで専用ドライバのtrackballworksやその後継のkensingtonworksをインストールすると再起動する度にwindowsのスクロース行数設定が1にリセットされます。このバグはtrackballworksのv1.3あたりからずっと存在しているらしいのですが、直るどころか悪化しています。公式も把握しているでしょうから多分もう直せないか直らないのでしょう。slimbladeのみを使用している場合はtrackballworksの方でスクロール速度を調整できるので大丈夫なのですが、複数のマウスを使用する場合他のマウスのスクロールが遅くなります。W10Wheelという特定のボタンを押しながらボールを動かすとスクロールに変換してくれる便利ソフトがあるのですが、これも影響を受けてしまいます。

 対策としては外部ソフトを使用するしかありません。x-mouse button controlというソフトをスタートアップに登録し、その設定画面でスクロール速度を設定してください。windowsの方の設定をいじっているようなので、一回起動すれば終了してもスクロール速度はそのままです。自分は常駐ソフトを減らしたいのでスタートアップで起動後、タスクスケジューラで以下のコマンドを実行して終了させています。ちなみにタスクスケジューラの方で起動すると何故か時間設定関係なく効果がありません。

taskkill /F /IM “XMouseButtonControl.exe”

  なお、trackballworksの後継のkensignstonworksの方ではこの対策も効かなくなっています。余計悪化しちゃってます。trackballworksは公式ページ->サポート->ソフトウェア/ドライバ を入手からダウンロードできるのでスクロール速度リセットが問題になる方はこちらのインストールをお勧めします。

3. スクロール音がうるさい上に使い辛い

 ボールを水平に回すとスクロールになるのですが、カチカチ煩いですし、手首への負担が大きいです。PCに繋げないとこの音はせず、内部のスピーカーから鳴らしているそうなのですが、ちょっと音量が大きすぎるので設定でオフにできるようにして欲しいです(検索すれば分解記事は見付かるので、保証はなくなりますが改造という手もあります)。ノベルゲームとかでスクロールを多様する人はうっとおしく感じるでしょう。対策として上述の W10Wheelという特定のボタンを押しながらボールを動かすとスクロールに変換してくれるソフトがあります。これを使用すれば無音で本のページを捲る感覚でスクロールできるので大変快適です。

4. 専用ソフトがないと中クリックできない

 標準では下2つが左右クリックで上2つと同時押しにはなにも割り当てられていません。専用ソフトを入れればよいのですが、上記スクロールリセットの関係で通常のマウスも併用する場合他のソフトと組み合わせなければいけないので、職場のような気軽にソフトをインストールできない環境では活用しずらいです。

5. クリック音がうるさい

 ボタンがでかいからか、マウスとしては最大の音がします。

4. 結果

  専用ソフトと音のせいで職場でトラックボールマウスを活用するのは難しいです。なので職場ではマウスの左右持ち替え、家では右手に多ボタンマウス左手にトラックボールという環境になりました。以上の対策により慢性的にあった腕の痛いが消え、肩凝りもだいぶ軽減しました。慢性化するとかなりつらいので、違和感を感じはじめたら早めに対策を取りましょう。

5. 気にいったマウスを長く使うために

 残念ながらマウスは消耗品です。わりとすぐにチャタリング(シングルクリックなのにダブルクリックになる、ボタンを押し続けているのに離したことにされる等の誤動作)を起こします。ただ、よいマウスは高価なので消耗品にしては一寸高価なので対策を検討しました。

1. 対策ソフトを使用する

  ChatteringCanceler という高速でボタンが押し離しされるとそれを誤動作としてフィルターしてくれるソフトがあります。一番導入が簡単ですが、やはりフリーソフトなので職場のPCに入れづらいですし、症状が悪化していくとラグが酷くなり、カバーしきれなくなります。自分が使用しているキーボードマウスカスタマイズソフトのNodokaと相性問題があり、よくフリーズしましたが、両方のソフトを管理者権限で実行すると直りました。

2. マウスを分解修理改造する

 マウスを分解してクリックスイッチの埃を掃除したり接点復活剤を塗るだけでけっこう直るみたいです。また、スイッチ自体交換したりオムロンの高耐久性のものに改造するなどいろいろやられています。マウス名と分解などのキーワードで検索すればけっこう出て来ますので保証期間が終わったら駄目もとで挑戦するのもよいでしょう。G600にチャタリングが出たときに確認したところオムロンのD2FC-F-7N(20M)が使用されていたので、復活剤でも復活しなくなったら交換します。 自己責任ですが

 *追記
 どうも接点復活剤の他に接点洗浄剤というものがあり、接点復活剤は作用も協力だけれど副作用もあるので先に洗浄剤を使用するのが堅実な運用のようです。