kontaktで使用可能なオートディビジのマルチスクリプトを作成しました。
ARCLIKE
機能
“input_ch”に設定したチャンネル(デフォルトはch16)に入力されたノートを設定に基づいて各チャンネルに割り振ります。
レガート対応のライブラリならポリフォニックレガートも可能です。
使用方法
例としてch1,2,3,4にそれぞれ第1~4ホルンを割り振ると考えます。
OSにもよると思いますがダウンロードしたnkpファイルを”C:\Users\ユーザー名\Documents\Native Instruments\Kontakt 5\presets\Multiscripts\Utilities\”に置くと、Kontaktのマルチスクリプトボタンからスクリプトをロード出来るようになります。
スクリプトをロードしたらまず”voices”で使用するチャンネルの数を設定してください。今回は4つです
次に”mode”からディビジモードを変更します。モードは以下の通りで、CC30からも変更出来ます。
1: すべてのチャンネルにノートを送ります (cc30:0~42)
2: 1チャンネルにつきノートを1つ送ります (cc30:43~84)
3: 各チャンネルにノートを等分割して送ります (cc30:85~127)
(ノートを押している間にモードを切り替えることは想定していないので注意してください)
例
- モード1
C5を押した場合
すべてのチャンネルにC5が送られます
C5,E5を押した場合
すべてのチャンネルにC5,E5が送られます
C5,E5,G5を押した場合
すべてのチャンネルにC5,E5,G5が送られます - モード2
C5を押した場合
1chにC5が送られます
C5,E5を押した場合
1chにC5, 2chにE5が送られます
C5,E5,G5を押した場合
1chにC5, 2chにE5, 3chにG5が送られます - モード3
C5を押した場合
すべてのチャンネルにC5が送られます
C5,E5を押した場合
1ch,2chにC5, 3ch,4chにE5が送られます
C5,E5,G5を押した場合
1chにC5, 2chにE5, 3chにG5が送られます
“input_ch”からの入力以外には通常どおりに反応するので細かいところでは個別につくりこめます。
ポリフォニックレガートが上手く機能しない場合は”delay”と”legato_time”を調節してください。
“delay” ms 以内で鍵盤を押し離しすればレガートとして認識されます。”legato_time”が鍵盤を重ねる時間として対応するチャンネルに送られます。
また、”rand_vel”, “rand_tim”でベロシティーと発音タイミングをそれぞれヒューマナイズします(技術的な問題でモード3では発音タイミングのヒューマナイズは無効となります)。