最近は開発環境統合型の開発エンジンが流行ってますね。自分はvim教徒なのでその部分はメリットになりませんが、エディターの行に合わせて移動できるのは便利でしょう。サーバー立ててRen’Pyと通信させれば任意のエディタで同じことできそうですが、大変過ぎるわりにメリット少ないのでそこまではしません。ここではテキストエディタの現在行からRen’Pyを起動させる方法を述べます。
まず、Ren’Pyにはwarp機能という結構長期間動作不能グがあったのに誰も報告しなかった使っている人いなそうな機能があります。例えばwindowsならコマンドプロンプト、Linuxならターミナルから以下のようなコマンドを実行する、the_questionのscript.rpyの73行目から ゲームが起動します。ここでプロジェクトのディレクトリは絶対パスでないと起動しませんでした。
e:\soft\renpy\renpy.exe e:\soft\renpy\the_question --warp script.rpy:73
後は同じことをエディターのマクロ機能を使用して、プロジェクト名、ファイル名、行数を現在の行の物に置き換えて実行するだけです。メモ帳でもないかぎりこのぐらいの機能がないエディターはないと思われます。
vimの場合は以下に起動用vimプラグインを作成して使っています。
https://github.com/kyouryuukunn/RenPyOpen.vim
注意点としてはどの経路でそこに到達したか不明なので、これまでの選択肢で変数を設定して移動先の場面で何かするような場合、defaultステートメントを使用していれば最初に設定したまま、そうでなければ変数が定義されていないのでエラーになります。ワープ後に呼び出される特別なラベル after_warp
がありますので、変数の設定は必要に応じてそちらでやってください。自動でやる解決策がないのでこの辺の事情はどのエンジンでも共通だと思います。