v6.16からはAndroidも大きく変わりました。ランチャーの指示にしたがえば簡単にAndoroid用開発環境をインストール出来るようになりましたので後述の作業はもう必要ありません。
今回はRen’Pyをandroidで動かしてみます。
といっても本家ドキュメントの方では普段PCを使わない人向けなのかかなり詳しく書かれていますので、こちらではざっくりとした説明になります。
先ずhttp://python.org/download/からpython2.xをダウンロードしましょう。python2.xです。python3.xではいけません。後は普通にインストールしてください。32bit版と64bit版がありますが、32bit版の方をおすすめします。
次にhttp://www.oracle.com/technetwork/java/javase/downloads/index.htmlからJDKをダウンロードしてインストールしましょう。
この時注意しなきゃいけないのはJDKのプラットフォームをpythonに合わせることです。
たとえ64bitのPCを使っていても32bitのpythonをインストールしたならこちらも32bit版を使いましょう。
最後にhttp://www.renpy.org/dl/android/からraptをダウンロードして適当な場所に解凍しましょう。ここではD:\Downloads\rapt-6.14.1.0に解凍したことにします。これで準備は終わりです。
次はコマンドプロンプトを開いて以下のコマンドを打ち込みます。
cd D:\Downloads\rapt-6.14.1.0
更に次のコマンドを打ち込んでください。
C:\python27\python.exe android.py test
ここでエラーが出なければここまでの準備はちゃんとできています。
今度は以下のコマンドを打ち込み、質問に答えましょう。
android.py installsdk
ではいよいよゲームの準備をします。
次のようなフォルダ構成にしましょう。
D:\Downloads\rapt-6.14.1.0\mygame(空白や日本語を入れなければ名前は適当でいいはず)\game
mygameフォルダ以下は通常のrenpy同様にファイル、フォルダを配置します。
以下のコマンドを打ち込み、質問に答えましょう。
android.py configure mygame
この時、what is the name of package?という質問に対して
com.mygameのようにピリオドをつけた名前をにゅうりょくしましょう。でないと
Application package ” must have a minimum of 2 segments
というエラーが出ますので注意してください。
そこまでできたらいよいよビルドです。以下のコマンドを打ち込みます。
android.py build mygame release
後はbinフォルダに生成されたmygame-バージョン-release.apkというファイルをandroidにコピーしてインストールするだけです。
言語を変更できるゲームは動かないよ、という方
Ren’Py 6.15で翻訳の仕組みが変わったのにraptが6.14のままなのが原因と思われます。
おとなしくバージョンアップを待ちましょう。